重馬場になると逃げ馬・先行馬が有利というのは本当か?


競馬をやっていて常々不思議に思っていたことがある。

雨が降って重馬場になると、「先行馬有利」と言われる。
だが、その理由は、芝の場合はとダートの場合で異なる。

芝の場合は「差し馬の末脚が鈍るので前有利」だし、ダートの場合は「先行馬が止まらないので前有利」といった具合である。

それだったら芝の場合は「先行馬が止まるので後ろ有利」になっても良さそうだし、ダートの場合は「差し馬の末脚が冴えるので後ろ有利」になっても良さそうなものである。

つまり重馬場になって先行馬有利というのは、先行馬にとって都合がよい事実を取り上げてるだけなのではないかというのが私が気になっているポイントである。

というわけで、実際のデータを調べてみることにした。


まずは芝である。

■脚質別成績(芝・良)
脚質別成績(芝・良)
※2006.1-2015.12

■脚質別成績(芝・稍重)
脚質別成績(芝・稍重)
※2006.1-2015.12

■脚質別成績(芝・重)
脚質別成績(芝・重)
※2006.1-2015.12

■脚質別成績(芝・不良)
脚質別成績(芝・不良)
※2006.1-2015.12


正直、 そんなに差がないように見える んだが気のせいだろうか?


が、逃げ馬の成績は良→稍重→重と移るにつれ良化しており、馬場が悪くなるにつれ、逃げ馬有利 と言えるかもしれない。
※不良馬場の成績はサンプル数が足りていないため考察対象外とする。

先行馬で見てみると、馬場が悪くなっても、そんなに成績に影響はないように見えるがどうだろうか?

差し馬、追い込み馬にしても、馬場が悪くなると、追い込みづらくなっているように見えないこともないが、そこまで顕著な違いがあるかと言われると、誤差の範囲内のようにも思われる。



次にダートである。


■脚質別成績(ダート・良)
脚質別成績(ダート・良)
※2006.1-2015.12

■脚質別成績(ダート・稍重)
脚質別成績(ダート・稍重)
※2006.1-2015.12

■脚質別成績(ダート・重)
脚質別成績(ダート・重)
※2006.1-2015.12

■脚質別成績(ダート・不良)
脚質別成績(ダート・不良)
※2006.1-2015.12


こちらもそんなに 差がないように見える んだが気のせいだろうか?

が、 逃げ馬の成績は重馬場になると悪化しており、不良馬場になると良化する という結果になっている。

つまり一概に重馬場になると逃げ・先行が有利というわけではなさそうである。

脚抜きの良い重馬場だと切れる差し馬の末脚に負けてしまうが、全馬が走りにくい不良馬場にまでなると、差し馬の末脚が鈍るので逃げ馬有利ということだろうか。

実際差し馬の成績も重馬場の時に一番良化しており、不良馬場の時に一番悪化しているように見えないこともない。(誤差の範囲内と言われればそれまでだが…)



芝・ダートの両データから言えそうなこととしては、 スピードを殺される馬場(芝の重馬場・不良馬場、ダートの不良馬場)では、差しや追い込みが効きにくく、ポジションのアドバンテージがより競争成績に影響を受ける 、ということだろうか。

ダートの重馬場では逃げ馬・先行馬がやや不利になるというのは、個人的には面白い発見ではあった。


まとめ
・時計のかかる馬場になるほど、逃げ馬・先行馬が有利
・ダートの重馬場のように時計の速い馬場になるほど、差し馬が台頭しやすくはなる
※ただそこまで顕著な差はないので注意


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