人気薄を購入する大穴狙いは期待値が低いという話


馬券スタイルは人さまざまで、人によっては本命サイドの馬を好む人もいるし、人によっては大穴で一発を狙う人もいる。

それ自体は各個人の好みなのであまり言うつもりはないのだが、競馬を投資と考える場合、人気薄の馬は期待値が低いことは知っておいた方が良いだろう。

そう言うと、いやいや人気薄の馬は来る確率は低いが、的中した時の払い戻しも大きいので、期待値は人気馬と変わらないのでは?と思う方もいるだろう。

だが、下記の人気別回収率に関するグラフを見てほしい。

人気別回収率
データ競馬予想『激走!データ競馬+(plus)』様よりデータは拝借

青色が単勝回収率、赤色が複勝回収率であるが、いずれも12番人気あたりから回収率が急降下している。(本来なら単勝・複勝の払戻率である80%程度に落ち着かなければならない)


何故このような現象が起こるのか。

それの説明となるのがプロスペクト理論の確率加重関数と呼ばれるものである。

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.プロスペクト理論の確率加重関数

人間の意思決定は確率をそのまま掛けた期待値によるのではなく、確率自体にあなたの思いを加重した(つまり確率加重関数によって変換した)主観的なデシジョン・ウェイトで各選択肢の価値を重み付けして行っていると言うもの。

確率加重関数の特徴は、低い確率が過大評価され、高い確率が過小評価される非線形性である。このような確率に対する非線形の評価は宝くじの購入や保険の加入の説明にもなる。まれにしか起きないにも関わらず、高額な当選金や事故による大きな被害のインパクトが人々の確率に対する評価を歪ませ、確率を過大評価させて、宝くじを買ったり保険に入ったりさせるのだろう。また、その歪み度合いには、当選した場合や事故にあった場合のインパクトの大きさが影響しているのではないかと思う。
あなたの思いに従う確率(NRI)より引用

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この人間の特性により、大穴馬券(確率は低く、インパクトは大きい)のほうが過大評価されるため、実際の期待値よりも、オッズは低くなるのである。

これを大穴バイアスと呼ぶ。

大穴狙いのほうが儲けやすいと勘違いしている競馬馬鹿の方がいたら、ぜひ教えてあげてほしい。


【参考サイト】
人気別データと回収率、頭数による変化(データ競馬予想『激走!データ競馬+(plus)』様)
あなたの思いに従う確率(NRI)


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