競馬にスリップストリームはあるのか?


マラソンと水泳から学べる流体力学」という記事を読んだ。

F1や自転車競技のように高速のスピードを競う競技でスリップストリームがあるのは良く知られた話であるが、マラソンのようにそこまで速度が大きくない競技でもスリップストリームはあるという内容である。

ということはマラソンより遥かに早いスピードで競い合う競馬でも当然スリップストリームは発生しているのではないだろうか?、そう思い調べてみると、一つの論文を発見することができた。

Speed, pacing strategy and aerodynamic drafting in Thoroughbred horse racing【英語】
http://rsbl.royalsocietypublishing.org/content/early/2012/02/27/rsbl.2011.1120


サラブレッド競走における、速度、ベース戦略および 空気力学的牽引力(スリップストリーム)【概要のみ:日本語】
http://www.equinst.go.jp/JP/bunken/13022.pdf



結論だけを述べると、競馬において空気抵抗は大きな意味を持っており、レースに使うエネルギーの約17%は空気抵抗を克服することに使われる


また、レース中の75%の時聞に渡って他馬の後ろに入っていれば、空気抵抗を軽減することができエネルギー温存が可能であり、3~4着ほど順位を上げることができるという事であった。


つまり競馬にもスリップストリームはあるのである。


※ただし、英語の論文を見たところ、かなりラフな数値を用いて計算を行っているため、効果の度合いについてどこまで信用して良いかは不明である。が、一定の影響はあることは間違いないだろう。


なおこの論文では、どういうペース配分で走ると、競走馬が最も速いタイムで走ることができるか、という点についても書かれてある。
もし興味があればご覧いただきたい。


まとめ
・競馬にもスリップストリームはある
・レース中の75%の時聞に渡って他馬の後ろに入っていれば3~4着ほど順位を上げることができる(かもしれない)


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