日本馬の海外挑戦は馬券としてかなりおいしいという話


去年の暮れに香港で行われた香港国際競争でモーリスが香港マイルを、エイシンヒカリが香港カップを勝ったように、近年日本馬が海外G1で活躍しているケースが目立つように思う。

というわけで、実際にどれくらい活躍しているのか?、馬券的にねらい目になるのかを検証してみることにする。

JRA-VANによるデータ分析だと、過去10年、日本馬は海外レースにのべ232頭が挑戦していた。

そしてその成績は24-25-14-159であり、なんと24勝もしているのである。

・勝率 10.3%
・連対率 21.1%
・複勝率 27.2%

これはかなりの好成績ではないだろうか。

海外挑戦の勝馬一覧は以下のとおり。


日付レース名馬名オッズ
2006年3月25日UAEゴドルフィンマイルG2ユートピア7.5
2006年3月25日UAEドバイシーマクラシックG1ハーツクライ6.5
2006年5月14日シンガポールインターナショナルカップG1コスモバルク6.8
2006年7月1日米国キャッシュコールマイルG3ダンスインザムード3.6
2006年11月7日豪州メルボルンカップG1デルタブルース18.0
2007年3月31日UAEドバイデューティーフリーG1アドマイヤムーン6.5
2007年5月20日シンガポールインターナショナルカップG1シャドウゲイト7.0
2008年5月10日米国ピーターパンステークスG2カジノドライヴ2.3
2008年10月12日米国アローワンス カジノドライヴ1.4
2010年3月4日UAEアル・マクトゥームチャレンジ  ラウンド3G2レッドディザイア9.0
2011年3月26日UAEドバイワールドカップG1ヴィクトワールピサ36.6
2012年4月29日香港クイーンエリザベス2世カップG1ルーラーシップ5.55
2012年9月16日フランスフォワ賞G2オルフェーヴル1.9
2012年12月9日香港香港スプリントG1ロードカナロア6.0
2013年9月15日フランスニエル賞G2キズナ7.0
2013年9月15日フランスフォワ賞G2オルフェーヴル2.66
2013年12月8日香港香港スプリントG1ロードカナロア1.73
2014年3月29日UAEドバイデューティーフリーG1ジャスタウェイ4.0
2014年3月29日UAEドバイシーマクラシックG1ジェンティルドンナ5.0
2014年4月26日豪州オールエイジドステークスG1ハナズゴール10.0
2014年10月18日豪州コーフィールドカップG1アドマイヤラクティ11.0
2015年3月21日豪州ジョージライダーステークスG1リアルインパクト11.0
2015年12月13日香港香港マイルG1モーリス5.7
2015年12月13日香港香港カップG1エイシンヒカリ38.7
※単勝オッズはhttp://www.racingpost.com/horses2/results/を参考にしている


ヴィクトワールピサやエイシンヒカリのように、海外では知名度がないために、予想以上のオッズがつくケースも見られる点に注意が必要である。

日本馬の海外挑戦は積極的に馬券を購入してみると良いのではないだろうか?

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「イン突きの天才」岩田騎手が内枠で成績が良いかどうか検証してみた


岩田騎手といったらどういうイメージを浮かべるだろうか?

私には「馬の操縦がうまく、内を捌ける騎手」という印象を持っている。

例えば、13番人気で勝利した2010年マイルCSのエーシンフォワードなんかはいまだに印象的である。
他には2008年秋華賞のブラックエンブレムだったり、2010年皐月賞のヴィクトワールピサなどで記憶している競馬ファンの方も多いのではないだろうか?

時にはイン突きを狙いすぎるあまり、強引に進路を取ろうとして、危険なラフプレーと見做されるのもまた事実ではあるが…


というわけで「内枠の岩田騎手は買いなのではないか?」という仮説を基に騎乗成績を調べてみた。


岩田騎手の枠番別成績
枠番別成績(岩田騎手)
※2006.1~2015.12の全成績

全騎手の枠番別成績
枠番別成績
※2006.1~2015.12の全成績

全体的に勝率、連対率、複勝率が高いのは、平均よりも良い馬に乗っているからだろう。


意外ではあったが、やや内枠のほうが成績が良いものの、内枠でも外枠でもほぼ同成績を残しており、私が期待していたほど内枠での成績が良いという結果は得られなかった。


それよりもさらに意外だったのが、全騎手の枠番別成績で、どちらかというと内枠の成績より外枠の成績が良いという結果に……。競馬は基本的に内枠有利だと信じていたのだが、どうやらそうでもないらしい。


そのため、「他の騎手と比較して相対的に、岩田騎手は内枠が得意」ということは言えるようである。


まあとはいえ、「岩田騎手を買う時は、枠は意識しなくていい」というのが今回の結論である。


今後、他の騎手の内枠成績は検討してみたいと思う。


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ブックメーカで馬券を購入しないのは馬鹿というお話


大数の法則というものがある。

数多くの試行を重ねることにより事象の出現回数が理論上の値に近づくというものである。
簡単な例だと、コイン投げを数多く繰り返すと、表が出る確率が理論値の50%に近づくというものである。


この法則は競馬にも当てはまる。

競馬の期待値は75%~80%であり、これは払戻率というものでJRAに設定されている。

つまるところ残りの20%~25%はJRAという巨大な権力に略奪されるのである。
(俗にいう場代であり、寺銭である)

つまり競馬というものは、普通にやっていると掛け金の20%~25%以上を失うようにできているのである。

だが、この競馬の期待値を上げる方法がある。(G1限定)

それが海外のブックメーカーを利用するというもの。

海外のブックメーカーはオッズの決定方法がJRAとは異なるため、特定の馬券を購入する場合、ブックメーカーのほうがオッズがつくということが頻繁に発生するのである。

※またブックメーカーの場合、購入した時点でのオッズが採用されるため、購入後にオッズが下がって悲しい思いをする必要もない。

例えば、去年の日本ダービー、ドゥラメンテの単勝オッズは1.9倍だったが、もしブックメーカーを使っていれば単勝2.3倍で購入できたのである。

これは大きな違いだろう。

もしあなたが賢く儲けたいのならば、ブックメーカーを使わないという愚行をすぐに改めることをお薦めする。


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スパイラルカーブはレース結果に影響を与えるのか?


スパイラルカーブ

スパイラルカーブとは、入口から出口にかけて半径が小さくなる複合曲線によって構成されるコーナーのこと。(上図のようなイメージ)

徐々にコーナーがきつくな るので外に膨らみやすく、最後の直線を向いたときに馬群がばらけやすいと言われている。

そのため、スパイラルカーブを導入していない競馬場と比較して、差し馬の不利が軽減される、かつ外枠の不利が軽減される、というのが定説である。

さてこれらは本当であるか、データを取ってみたい。

なおスパイラルカーブを導入しているのは、函館、福島、中京、小倉、京都内回りである。


差し馬不利は軽減されるか?

スパイラルカーブ導入競馬場での結果(函館、福島、中京、小倉)
スパイラル_脚質
2012.1~2015.12のレース結果


スパイラルカーブを導入していない競馬場での結果(中山、札幌)
スパイラルなし_脚質
2012.1~2015.12のレース結果
※直線距離の長さが影響しないよう東京、新潟、阪神などは除外している


パッと見、全然差し馬、追い込み馬の不利は軽減されていないことが分かる。

それどころか、より成績が悪いような気がしないでもないが、まあ見なかったことにする。

面白い発見点としてはマクリの成績が良いことだろうか。



外枠不利は軽減されるか?

スパイラルカーブ導入競馬場での結果(函館、福島、中京、小倉)
スパイラル_枠順
2012.1~2015.12のレース結果


スパイラルカーブを導入していない競馬場での結果(中山、札幌)
スパイラルなし_枠順
2012.1~2015.12のレース結果
※直線距離の長さが影響しないよう東京、新潟、阪神などは除外している


内枠有利・外枠不利の傾向がやや軽減されているっぽい。

内を通る馬ほどスピードに乗りにくい、というのが理由だろうか。マクリの成績が良いってのもこれが理由のようには思う。


まあとはいえ、その影響は大きいようには見えないため、競馬予想ではそこまで意識しなくてよいようには思う。


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競馬における統計データはサンプルサイズが足りないという話


よくG1のレース予想などで、「1枠1番の勝率が15%と高い」などと予想家がのたまっていることがあるが、よくよく見ると過去20年のデータだけのことがある。


つまりサンプルサイズ(データの数)が20しかないのである。


その場合、精度として±15%の誤差が考えられるので、勝率は0%~30%と評価される。


つまり「そのデータからは何も分からない」以外、何も言えないのである。


にもかかわらず、サンプルサイズの小さいデータから、偉そうな発言をする輩と、それをうっかり信じてしまう善良な市民が後を絶たないのである。


というわけで、皆さんも競馬の世界によくある統計データの嘘には騙されないでほしい。



ちなみに、必要なサンプルサイズnはn=(1.96/d)^2 * p(1-p)という式で求められる

ここでdは許容誤差、pは母比率である。


仮に勝率を6.3%±1%の精度で求めようとすると、p=0.063、d=0.01となり、必要なサンプルサイズは2268になる。
仮に複勝率を20%±1%の精度で求めようとすると、p=0.2、d=0.01となり、必要なサンプルサイズは6147になる。


サンプルサイズは1,000は必要、10,000あれば安心、という世界なのである。
※まあ1万もデータがあるケースってほとんどないと思うけど…


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中山 芝 1600m考察 ~ 中山芝1600mで内枠を買うのは馬鹿という話


「中山芝1600mは内有利である」

競馬ファンならこの格言を聞いたことがあるだろう。

「スタートから最初のコーナーまでの距離が240mしかないため、外枠の馬は外を回り続けるしかなく、距離ロスのぶん不利である。」というのが定説である。

というわけで調べてみたのが下記のデータである。
(中山芝1600mで行われた2011~2015年の276レースが対象)


枠番別成績
nakayama1600_wakuban.png


馬番別成績
nakayama1600_umaban.png


全然内枠有利に見えないんだが、気のせいだろうか?
1枠よりも8枠のほうが勝率高かったりするぐらいだし…

どちらかというと4枠の成績が一番よく見えて、最内枠と大外枠はどちらも同じくらいダメなように見えなくもない…。

まあ勝率、連対率。複勝率よりも注意すべきは回収率である。

内枠の回収率がおしなべて低くなっていることに注意が必要である。

恐らく、「中山1600mは内有利」という格言が競馬ファンの間に広まった結果、内枠が過剰に評価されるようになり、内枠の馬券の期待値が下がっているものと考えられる。

というわけで、馬券で勝ちたかったら、このバイアスを考慮に入れた上で、内枠の馬よりも外枠の馬を評価したほうが良いことになる。

それにしても内枠の期待値が低いというのは予想通りであったが、勝率なども有意な差がでないのは意外であった…。

いったいどこから「中山1600mは内有利」などという定説が生まれたのだろうか。

そのうち、その件についてはもう少し検討してみたいと思う。

【まとめ】
・中山芝1600mで内枠はそれほど有利ではない
・その割に内枠有利信奉者が多いので、馬券的には内枠は不利である。



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