長距離戦が得意な騎手を調べてみた

競馬界には「長距離は騎手で買え」という格言がある。

長距離になるほど、ペース配分や駆け引きが重要になり、騎手の腕が問われるというのが理由らしい。

この格言自体の真偽のほどは分からないのだが、長距離戦が得意な騎手を調べてみることにした。
(なおここで長距離戦というのは距離が2500m以上のレースを指すものとする)

■長距離戦の騎手別成績・上位10騎手(芝)
騎手別成績(長距離上位10)

■長距離戦の騎手別成績・下位10騎手(芝)
騎手別成績(長距離下位10)
※2006.1-2015.12
※なお50戦以上のサンプル数が取れなかった騎手は上記データから除外してある
※2016年4月時点で現役騎手のみのデータである


やはりというか、リーディングによく顔を出す騎手で上位陣は埋められている。
武豊騎手、横山典弘騎手、岩田騎手、四位騎手、蛯名騎手と比較的ベテランが多い気がするのも、経験が必要という格言を裏付けているような気がしないでもない。

なおベスト10には入っていないものの吉田隼人騎手、吉田豊騎手、藤岡佑介騎手、藤岡康太騎手あたりも好成績であったこと、そして人気騎手だと福永騎手、和田騎手、田中勝春騎手、浜中騎手、小牧騎手の成績がよろしくないことを付記しておく。


まとめ
・長距離戦はベテラン騎手のほうが成績が良い
・ただし福永騎手、和田騎手、田中勝春騎手、浜中騎手、小牧騎手あたりには注意


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「若手騎手は人気では買えない」というのが本当か調べてみた


前回の記事「「見習い騎手(減量騎手)を短距離で狙え」という格言は正しいのか調べてみた」に引き続き、今回も見習い騎手(減量騎手)を取り上げてみたいと思う。

次なる若手騎手に関する格言は「若手騎手は人気では買えない」というものである。

人気になると、プレッシャーを感じてしまい、普段の実力が出せないというのが理由でだそうだ。
これも「見習い騎手(減量騎手)を短距離で狙え」同様に一見正しく見えるが、実際の所どうなのか調べてみた。


■見習い騎手(減量騎手)の人気別成績
減量騎手(人気別)
※2006.1~2015.12


■見習い騎手(減量騎手)以外の人気別成績
減量騎手以外(人気別)
※2006.1~2015.12


両者を比較すると分かるが、別に見習い騎手(減量騎手)が上位人気で狙いにくいということはない
ほとんど差はないものの、見習い騎手の方がやや成績が良いくらいである。


逆に人気薄の場合、見習い騎手の成績が下がるという結果が見られる。
穴馬を持ってくるだけの実力はないということだろうかもしれないが、まあ数字上は大差ないので、ほとんど気にしなくても良いだろう。

まとめ
・見習い騎手は人気では買えないという事実はない
・逆に穴馬を持ってくる確率が少し低いという逆の現象は発生している(気にするほどではないが…)


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「見習い騎手(減量騎手)を短距離で狙え」という格言は正しいのか調べてみた

藤田菜七子騎手のデビューで賑わっている競馬界。
藤田菜七子絡みの馬券を応援馬券として買っている競馬ファンの方もいるのではないだろうか?


さて、そんな見習い騎手(減量騎手)に関するある競馬の格言がある。

それは「見習い騎手は短距離戦で狙え」というものである。

まだ若手の騎手はレース経験が少なく、ペースをつかめない。そのため長距離戦では成績が上がらないが、ペース配分が複雑ではない短距離戦なら十分に狙えるというのが論拠らしい。

もっともらしいが、実際のところどうなのか、調べてみることにした。


■減量騎手の距離別成績(平場戦)
減量騎手(距離別)

※2006.1~2015.12

こちらを見てもらえば1000~1300mでの好走確率が最も高いことが分かるだろう。

※意外と言ったら怒られそうであるが、「見習い騎手(減量騎手)を短距離で狙え」という格言は一定の信憑性があったのである。

そして、1400m~1600mになると急に好走確率が低下することが分かる。
その後1700m以降になると好走確率が緩やかに改善されるというように見える。

これは推測ではあるが、距離が伸びるにつれて、斤量の影響が大きくなることが理由ではないだろうか。
よく知られているように若手騎手はデビューして5年以内の騎手は、勝利数に応じて、軽い斤量での騎乗が許可されているのである。(平場戦のみ)

・30勝以下:-3㎏▲
・31勝~50勝:-2㎏△
・51勝~100勝:-1㎏☆

とはいえ、2500m以上はサンプル数が少ないので、何とも言えないところであるが…


なお、減量騎手以外の距離別成績もあわせて掲載しておく。

■減量騎手以外の距離別成績(平場戦)
減量騎手以外(距離別)

※2006.1~2015.12


これを見れば、どの距離であろうとも見習い騎手は買えないという結果になる。
(有力馬に乗せてもらえないので、勝率や連対率が低いのは仕方がないが、回収率でも優位ではない)


まとめ
・若手騎手は1000m、1200m戦の成績が最も良い
・ただし、若手以外の騎手と比較して、優位なわけではないことに注意が必要


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「イン突きの天才」岩田騎手が内枠で成績が良いかどうか検証してみた


岩田騎手といったらどういうイメージを浮かべるだろうか?

私には「馬の操縦がうまく、内を捌ける騎手」という印象を持っている。

例えば、13番人気で勝利した2010年マイルCSのエーシンフォワードなんかはいまだに印象的である。
他には2008年秋華賞のブラックエンブレムだったり、2010年皐月賞のヴィクトワールピサなどで記憶している競馬ファンの方も多いのではないだろうか?

時にはイン突きを狙いすぎるあまり、強引に進路を取ろうとして、危険なラフプレーと見做されるのもまた事実ではあるが…


というわけで「内枠の岩田騎手は買いなのではないか?」という仮説を基に騎乗成績を調べてみた。


岩田騎手の枠番別成績
枠番別成績(岩田騎手)
※2006.1~2015.12の全成績

全騎手の枠番別成績
枠番別成績
※2006.1~2015.12の全成績

全体的に勝率、連対率、複勝率が高いのは、平均よりも良い馬に乗っているからだろう。


意外ではあったが、やや内枠のほうが成績が良いものの、内枠でも外枠でもほぼ同成績を残しており、私が期待していたほど内枠での成績が良いという結果は得られなかった。


それよりもさらに意外だったのが、全騎手の枠番別成績で、どちらかというと内枠の成績より外枠の成績が良いという結果に……。競馬は基本的に内枠有利だと信じていたのだが、どうやらそうでもないらしい。


そのため、「他の騎手と比較して相対的に、岩田騎手は内枠が得意」ということは言えるようである。


まあとはいえ、「岩田騎手を買う時は、枠は意識しなくていい」というのが今回の結論である。


今後、他の騎手の内枠成績は検討してみたいと思う。


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