馬場ごと(良、稍重、重、不良)の枠番別成績を調べてみた


読者の方からリクエストを頂いたので、馬場ごと(良、稍重、重、不良)の枠番別成績を調べてみることにした。

まずは芝での結果である。

■芝・良馬場における枠番別成績
枠番別成績(芝・良)

■芝・稍重馬場における枠番別成績
枠番別成績(芝・稍重)

■芝・重馬場における枠番別成績
枠番別成績(芝・重)

■芝・不良馬場における枠番別成績
枠番別成績(芝・不良)

馬場が悪くなればなるほど、内枠の成績が良くなり、外枠の成績が悪くなるという傾向が見て取れるだろう。


次にダートでの結果である。

■ダート・良馬場における枠番別成績
枠番別成績(ダート・良)

■ダート・稍重馬場における枠番別成績
枠番別成績(ダート・稍重)

■ダート・重馬場における枠番別成績
枠番別成績(ダート・重)

■ダート・不良馬場における枠番別成績
枠番別成績(ダート・不良)


ダートの場合は逆に馬場が悪くなるほど、内枠の成績が悪くなり、外枠の成績が良くなるという傾向が見て取れる。※不良馬場では内・外の差がなくなるが…


上記の現象が起こる理由であるが、馬場状態による脚質の有利不利が影響しているものと考えられる。詳しくは「重馬場になると逃げ馬・先行馬が有利というのは本当か?

芝にしろ、ダートにしろ、先行有利になるほど内枠の成績が上がり、差し有利になるほど外枠の成績が上がるということかなと。

まとめ
・芝レースでは馬場が悪くなるほど内枠有利
・ダートレースでは馬場が悪くなるほど外枠有利。ただし不良は除く


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阪神・芝2200m考察(コース形態・枠順・脚質・ラップ)


宝塚記念の舞台となる阪神・芝2200mについて考察してみる。

pic_course_3d_hanshin.jpg

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外回り4コーナー出口からスタート。

1コーナーまでの距離が500m以上あることに加え、下り坂なので前半は速くなりがち

ここでスピードがつく影響に加え、さらに起伏がない中盤区間ということもありペースが弛みにくく、前半のペースのまま速いラップが流れ、正面での隊列は縦長になりやすい。

基本的には息が入らない前傾ペースになることが多く(特にOPENクラス以降)、持久力が問われる消耗戦になる

逃げや好位からの抜け出しが基本になるが、直線の坂もあり直線が平坦な京都芝2200mと比べても差しが決まりやすいコース。

とはいえ、最後の直線は短いので、直線を迎えるまでにどれだけ前との差を詰められるかが、差し馬・追い込み馬にとっては重要になる。

そのため差し馬・追い込み馬を狙う場合は、最終コーナーで捲っていける馬を狙いたい。

なおコーナーを4つ回るコース設定のため内枠が有利であることには注意が必要。


【参考データ】

■枠番別成績
阪神・芝2200m(枠順)

■脚質別成績
阪神・芝2200m(脚質)

■平均ラップ(馬齢・クラス別)
阪神・芝2200m(ラップタイム)

まとめ
・内枠有利
・消耗戦になりやすく、ばてにくい馬が台頭する


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「最初のコーナーまでの距離が短いコースでは内枠有利」とは一概に言えないという話


「最初のコーナーまでの距離が短いコースでは内枠有利」

これは競馬を長く嗜んできた方なら、一度は聞いたことがあるのではないだろうか?

コーナーまでの距離が短いと、外枠の馬は内に入れるタイミングがないため、コーナーで外を回らざるを得ず、距離損が発生してしまうというのが理由である。

それが本当なのか、最初までのコーナーへの距離だけが異なるコースを比較することで検討したいと思う。

(例えば阪神1400mは阪神1200mのスタート位置を200m後ろにしただけである。つまり阪神1400mは阪神1200mと比較して、最初の直線を200m余分に走るだけなのである。)

■札幌1000m(205.5m)&1200m(405.5m)
※カッコ内は最初のコーナーまでの直線距離

コーナーまでの距離‗枠順複勝率(札幌)


■阪神1200m(258.2m)&1400m(458.2m)
※カッコ内は最初のコーナーまでの直線距離

コーナーまでの距離‗枠順複勝率(阪神)


■京都1200m(316.2m)&1400m内(516.2m)&1600m内(716.2m)
※カッコ内は最初のコーナーまでの直線距離

コーナーまでの距離‗枠順複勝率(京都内回り)


■新潟1600m(547.9m)&1800m(747.9m)&2000m外(947.9m)
※カッコ内は最初のコーナーまでの直線距離

コーナーまでの距離‗枠順複勝率(新潟外回り)


各データのサンプル数が少ないので断定することはできないものの、これを見てもらったら「最初のコーナーまでの距離が短いコースでは内枠有利」とはとても言えないことが分かるだろう。


では、なぜこのような結果が発生するのだろうか?

その答えは脚質別のデータを見ることで解決できそうである。


■阪神1200m(先行)&1400m(先行)

コーナーまでの距離‗枠順複勝率(阪神・先行)


■阪神1200m(差し)&1400m(差し)

コーナーまでの距離‗枠順複勝率(阪神・差し)


こちらを見てもらえれば分かるが、先行馬の場合は、最初のコーナーまでの距離が短いと内枠有利の傾向が顕著である。

ただ差し馬の場合は、逆に最初のコーナーまでの距離が短いと内枠有利の傾向が軽減されるのである。

恐らく最初のコーナーまでの距離が短いと外の馬が内へとカットインしてくるため、内枠の馬は不利を受けたり、窮屈な競馬を強いられやすくなるのが原因だろうか。


いずれにせよ最初のコーナーまでの距離による枠順の有利不利を考える際には、脚質も併せて考えることが必要ということである。

まとめ
・最初のコーナーまでの距離が短いコースでは内枠有利とは一概に言えない
・先行馬の場合は有利になるものの、差し馬の場合は内枠有利の傾向が軽減される


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各コースにおける最初のコーナーまでの距離を纏めてみた


よく競馬新聞や競馬ブログなどを見ていると、「●●競馬場の▲▲▲▲mは直線までの距離が長いので、先行争いが激化しやすく、差し馬有利」とか「●●競馬場の▲▲▲▲mは直線までの距離が短いので、コーナーで内を取りやすい内枠有利」といったコメントを見かける。

これらが事実なのかはまた別途検証することにして、各コースにおける最初のコーナーまでの距離を纏めておくのは、意味がありそうなので、ちょっと纏めてみることにした。

まずは芝コースである。


■札幌(芝)
・1000m 205.5m
・1200m 405.5m
・1500m 170m
・1800m 185.1m
・2000m 385.1m
・2600m 164.6m


■函館(芝)
・1000m 289.1m
・1200m 489.1m
・1800m 275.8m
・2000m 475.8m
・2600m 262.5m


■福島(芝)
・1000m 211.7m
・1200m 411.7m
・1700m 205.3m
・1800m 305.3m
・2000m 505.3m
・2600m 211.7m


■新潟(芝)
・1000m -
・1200m 444.9m
・1400m 635.3m
・1600m 547.9m
・1800m 747.9m
・2000m(内) 436.4m
・2000m(外) 947.9m
・2200m 636.4m
・2400m 836.4m


■東京(芝)
・1400m 342.7m
・1600m 542.7m
・1800m 156.6m
・2000m 126.2m
・2300m 249.5m
・2400m 536.1m
・2500m 449.5m
・3400m 259.8m


■中山(芝)
・1200m 275.1m
・1600m 239.8m
・1800m 204.9m
・2000m 404.9m
・2200m 432.3m
・2500m 192.0m
・3600m 337.7m


■中京(芝)
・1200m 315.5m
・1400m 515.5m
・1600m 199m
・2000m 314.1m
・2200m 514.1m


■阪神(芝)
・1200m 258.2m
・1400m 458.2m
・1600m 444.4m
・1800m 644.4m
・2000m 330.5m
・2200m 530.5m
・2400m 309.0m
・3000m 369.2m


■京都(芝)
・1200m 316.2m
・1400m内 516.2m
・1400m外 511.7m
・1600m内 716.2m
・1600m外 711.7m
・1800m 644.4m
・2000m 308.7m
・2400m 597.3m
・3000m 217.4m
・3200m 417.4m


■小倉(芝)
・1000m 279m
・1200m 479m
・1700m 171.5m
・1800m 271.5m
・2000m 471.5m
・2600m 243.9m


東京1800m、2000mは最初のコーナーまでの距離が短いことで有名だが、それ以外だと札幌1500m、札幌1800m、札幌2500m、中山2500m、中京1600m、小倉1700mあたりも短いことが分かる。

また新潟コースが全般的に最初のコーナーまで距離が長いのはよく知られていることであるが、個人的には京都コースは直線までの距離が長いというのは意外であった。


まとめ
・コーナーまでの距離が短いコース:
札幌1500m、1800m、2500m、東京1800m、2000m、中山2500m、中京1600m、小倉1700m

・コーナーまでの距離が長いコース:
福島2000m、新潟1400m、1600m、1800m、 2000m(外)、2200m、2400m、東京1600m、2400m、中京1400m、2200m、阪神1800m、2200m、京都1400m内・外、1600m内・外、1800m、2400m


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東京・芝2400m考察(コース形態・枠順・脚質・ラップ)


日本ダービー、オークス、ジャパンカップの舞台となる東京・芝2400mについて考察してみる。

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スタートから最初の直線までの距離は約350m。外枠の馬は最初のコーナーまでにポジションをとれないと、外を回され、距離損が発生する。そのため内枠有利

最後は520mの長い直線。この長い直線を意識してか、3コーナー・4コーナーでペースが上がってのラスト4F勝負となることは少なく、基本的には直線を向いてからの残り3F勝負となる。そのため瞬発力勝負になりやすい。

東京コースと言えば長く良い脚を使えることが重視されるが、それよりも直線を向いた瞬間にトップギアに入れられるかの瞬発力のほうが重要である。

脚質別のデータを見る限り、逃げ馬は捕まりやすく、他コースほど有利ではない。その分差し馬・追い込み馬にとっては、比較的追い込んできやすいコースと言える。


【参考データ】

■枠番別成績
東京・芝2400m(枠順)

■脚質別成績
東京・芝2400m(脚質)

■平均ラップ(馬齢・クラス別)
東京・芝2400m(ラップタイム)

まとめ
・内枠有利
・瞬発力勝負に強い馬が有利


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