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骨折が競争能力に影響を与えるのか調べてみた


競走馬が骨折をした場合、骨折前ほどのパフォーマンスは望めないようなイメージがなんとなくではあるのではないだろうか?

というわけで、実際の所どうなのか調べてみた。

で見つけたのが、次のデータ。

疾病の予後統計
※データの出所はJRA競走馬総合研究所。
※画像は「おら一口馬主さ始めるだ」様より拝借


これを見てわかるのは、骨折は屈腱炎ほど絶望的な疾病ではないこと、中手骨、中足骨の骨折は競争能力の低下を齎しそうだが、第1指骨の骨折は気にしなくてよいということだろうか。
※獲得賞金は現役期間の長さにも影響されるため、疾病による離脱期間の影響のほうが競争能力の低下の影響よりも大きいかもしれない。

馬体骨名称


また、「『ドゥラメンテ秋断念 3歳馬の骨折と今後への影響』JRA競走馬研究所」という記事の中に3歳時における骨折について言及している箇所があったので、引用しておく。
なお、記事には他にも色々と面白い内容が含まれているので、興味がある方は目を通されると良いだろう。


赤見 繰り返しになるのですが、若い時期の骨折というのは、成長過程で起きうることと考えると、特に影響は考えなくていいと?

高橋 そうですね。腕節の骨折の場合、骨片が小さくて、きれいに取れていれば、そう言っていいと思います。きちんと手術をしてある程度の休養を取っていれば、腕節がずっと腫れたり、大きな骨膜が出るということもあまりないのかなと思いますね。


以上が調べた結果である。

骨折明けの競争馬の取捨に悩まれる方の参考になれば幸いだがどうだろうか。

まとめ
・骨折は屈腱炎ほど競争能力に影響を与えない
・骨折の箇所によって競争能力への影響は異なる
・中手骨、中足骨の骨折は競争能力低下の傾向がある
・第1指骨、第1趾骨の骨折は競争能力への影響は見られない
・3歳時の骨折は競争能力への影響は小さい 


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「海外遠征明け初戦の馬は危険」というのが本当か調べてみた


「海外遠征明けの馬は危険である」という通説が競馬界には存在する。

海外遠征ともなると、長時間の輸送だったり、慣れない場所での滞在だったりと馬への負担が高く、調子を落とす可能性が高くなるというのが理由らしい。

というわけで、実際のところどうなのか調べてみた。

ただし、そもそも海外遠征するような馬は強い馬が多いので、勝率や連対率は通常よりも高くなる。そのため他馬と比較しても意味がないので、今回は遠征した馬の初戦と二戦目で比較することにした。


■遠征明けの競争成績
遠征明け
※2006.1-2015.12


まあ見てもらったら分かるんだが、2戦目の成績のほうが優秀である。

というわけで、今回の調査からは「海外遠征明けの馬は危険である」という通説を強く否定することはできなかった。

が、とはいえ海外遠征明けの馬の成績が悪いと呼べるようなデータではないこと、またサンプル数が少なすぎて信頼度が高い検証ではないことは追記しておく。


後、他サイトの記事で見つけた類似の検証記事へのリンクを張っておくので良ければ参考にしてほしい。
海外遠征馬の帰国初戦について考える(データde出~た)


まとめ
・海外遠征明けの馬は危険という通説を完全否定するデータは見つけられなかった


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「関西馬の関東遠征は買い」が本当か調べてみた


「関西馬の関東遠征は買い」という格言がある。

わざわざ、阪神や京都でも開催がある中、東京や中山へ遠征してくるのは勝算があってのこと、というのが理由らしい。

ただそれが理由なら、「関東馬の関西遠征は買い」となっても良いように思う。

というわけで実際のデータを調べてみた。
※並びは勝率 /連対率/複勝率 / 単回値 / 複回値の順


まずは関西馬のデータである。

■関西馬(栗東所属)の関東(東京・中山)での成績
全成績 11.9%/ 21.5%/ 30.9% 80円 / 81円
芝   13.0%/ 22.8%/ 32.3% 78円 / 79円
ダート 11.3%/ 20.9%/ 30.1% 81円 / 81円
※2006.1-2015.12

■関西馬(栗東所属)の関西(阪神・京都)での成績
全成績 7.1%/ 14.2%/ 21.2% 75円 / 77円
芝   7.0%/ 14.1%/ 21.1% 73円 / 75円
ダート 7.2%/ 14.3%/ 21.3% 76円 / 78円
※2006.1-2015.12


これを見てもらえれば分かるが、関西馬の東京・中山での成績は非常に高い

つまり「関西馬の関東遠征は買い」という格言が正しいことが分かる。



続いて関東馬のデータである。

■関東馬(美浦所属)の関西(阪神・京都)での成績
全成績 3.6%/ 8.1%/ 13.4% 40円 / 60円
芝    3.5%/ 7.3%/ 12.9% 31円 / 56円
ダート 3.7%/ 8.4%/ 13.6% 44円 / 62円
※2006.1-2015.12


■関東馬(美浦所属)の関東(東京・中山)での成績
全成績 6.5%/ 13.1%/ 19.7% 66円 / 72円
芝   6.5%/ 13.2%/ 19.9% 69円 / 70円
ダート 6.5%/ 13.0%/ 19.6% 64円 / 74円
※2006.1-2015.12


なんと悲しいことに、関東馬の場合は、遠征のほうが成績が悪いという結果が出た。

つまり「関東馬の関西遠征は買えない」ということである。



なお数年前までは関西馬のほうが関東馬よりも強いという西高東低が盛んに言われていた。
ただ美浦でも坂路が整備され、その差は詰まってきているともいわれている。

というわけでサンプル数が少なくなってしまうのではあるが、過去3年の期間でも調べてみた。

結果としては、下記である。


■関西馬(栗東所属)の関東(東京・中山)での成績
全成績 10.2%/ 19.2%/ 27.8% 85円 / 75円
芝   11.7%/ 19.8%/ 28.8% 99円 / 75円
ダート 9.4%/ 18.8%/ 27.2% 77円 / 75円
※2013.1-2015.12

■関西馬(栗東所属)の関西(阪神・京都)での成績
全成績 7.0%/ 14.0%/ 21.0% 75円 / 75円
芝   7.0%/ 14.0%/ 21.0% 75円 / 74円
ダート 7.1%/ 14.1%/ 21.1% 75円 / 75円
※2013.1-2015.12


■関東馬(美浦所属)の関西(阪神・京都)での成績
全成績 2.6%/ 7.0%/ 11.4% 33円 / 43円
芝   3.0%/ 7.1%/ 11.6% 46円 / 46円
ダート 2.5%/ 7.0%/ 11.3% 29円 / 42円
※2013.1-2015.12


■関東馬(美浦所属)の関東(東京・中山)での成績
全成績 6.4%/ 12.9%/ 19.5% 63円 / 71円
芝   6.4%/ 13.0%/ 19.5% 64円 / 68円
ダート 6.5%/ 12.9%/ 19.4% 63円 / 72円
※2013.1-2015.12


傾向としては「関西馬の関東遠征は買い」、「関東馬の関西遠征は買えない」という結果は変わらないものの、以前ほど関西馬が関東圏において猛威を振るっているわけではないことは注意しても良いかもしれない。

とはいえ、西高東低はいまだ続いているようである。

まとめ
・関西馬の関東遠征は買いである。
  ※ただし傾向は少しずつ弱まりつつある
・関東馬の関西遠征は買えない。


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叩き3走目が狙い目というのは本当なのか?


よく競馬放送などで「●●は叩き3戦目で狙い目です」などと解説者の方がコメントしているのを目にする。
「休んで緩くなっていた身体がちょうど絞られる」だとか「レース勘が戻る」というのが理由らしい。

だが,果たして本当に叩き3戦目と言うのは狙い目なのだろうか?

疑問に思って調べてみた。


■休み明けからのレース数別成績
休み明け3
※2006.1~2015.12


見ていただくと分かるが、休み明けの成績は悪く、その後レース数を重ねるごとに成績は上昇する

そして5戦目でピークを迎え、そこからは緩やかに成績は低下し出す

つまり一番の狙い目は叩き5戦目ということになる。

なお回収率から見た場合でも、叩き5戦目が一番狙えるという結果になっており、叩き3戦目はそこまで良い狙いとは言えないというのが、このデータから分かることである。


まとめ
・叩き3戦目が一番狙えるという事実はない
・あえて言うのならば叩き5戦目が最も狙いが立つ


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二走ボケは本当にあるのか?


二走ボケとは「休養明けを好走して人気になった馬が、2走めで凡走すること」を指す。
休養明けでまだ体ができあがっていないのに激走してしまった際に反動が出てしまい、2走目では良い走りができないことがあるというのがロジックらしい。

非常に胡散臭いと思うのは私だけだろうか?

というわけで、データを調べてみた。
(なおデータからは昇級・降級が発生したものは除いてある)


■休養明け2戦目の競争成績(前走着順別)
前走着順(休養明け2戦目)
※2006.1~2015.12


■全出走馬の競争成績(前走着順別)
前走着順(全体)
※2006.1~2015.12


前走着順2着、3着で比較したら、休養明け2戦目だろうと、そうでなかろうと、前走好走馬の凡走確率はほとんど変わらないことが分かる。
※前走1着に関してはデータ数が比較する上で十分ではないことに注意してほしいが、休養明け2走目の方が好走確率が高い。

つまり休養明け2走目だから凡走確率が高いという事実はないことになる。

敢えて言うのならば、「好走ボケ」はあるということだろうか。
前走好走していても、今回好走することが約束されているわけではないということである。

当たり前である。



なお二走ボケについては元騎手の坂井千秋さんが面白いことを言っている。


競馬っていうのは本音を言えないスポーツなんだ。
(中略)
敗因をひと言で説明するのに「二走ボケ」っていう言葉はすごく便利なんだ。「二走ボケ」って言えば誰も傷つかない訳だし…。要は、敗因を都合良く説明するための競馬用語で、その言葉の影には様々な要因が隠されていると思ってもいいんじゃないかな。」

http://blog.livedoor.jp/sakai_chiaki/archives/54169168.html


恐らくこれが真実である。


まとめ
・前走好走していても、今回好走するとは限らない(当たり前)
・ただ休養明け2走目の凡走確率が高いかといえば、そんなことはない


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