モルドバのキシナウで英国王室御用達の高級ワイン・ミレスチ・ミーチの「ネーグル・デ・プルカリ」を嗜んだ話


随分と時間が空いてしまった。

今は全然違うところに来ているのだが、とりあえず、ルーマニアの後の出来事について、思い出に残ったことを書き記しておきたい。

まずは、モルドバのキシナウにいた時の話。

モルドバと言っても、国名くらいしかしらない人がほとんどではないだろうか?

モルドバの世界遺産は「シュトルーヴェの測地弧」一個だけらしいし、その一個も「ドイツ出身のロシアの天文学者、フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェが中心となって、1816年から1855年に掛けて子午線弧長の三角測量のために設置された三角点群。これらの観測点群は、地球の大きさなどを正確に測る上で多大な貢献をしたものであり、当時設置された265か所の測量点のうち34か所が、2005年にユネスコの世界遺産に登録された。これは、10か国に跨る珍しい物件だが、設置された当時はわずか2か国(スウェーデン=ノルウェーとロシア帝国)に跨っているに過ぎなかった。」という説明を読む限り、モルドバで行かなくてもよさそうなものである。

とある方のブログで「モルドバの観光地はワイナリーのみだ!」なんて現地の方が言っていたというのも読んだ。

それくらい何もない国なのである。

そんな何もないモルドバに行ったのは、当然であるが、ワインを嗜むためである。


モルドバのワインと言えばミレスチ・ミーチの「ネーグル・デ・プルカリ」が有名である。イギリス王室御用達で、エリザベス二世女王が絶賛したというのはワイン好きなら知っている人も多いエピソードではないだろうか?

つまりモルドバはワイン愛好者兼アルコール中毒の私としては外すことができない旅先だったのである。


というわけでミレスチ・ミーチに行ってきた。

モルドバ1

ここの巨大地下セラーは長さ200km、深さ85mに及び「世界最大のワイン貯蔵庫」としてギネスに登録されている。興味津々だったが、マイカーがないと見学できないらしい。アルコールの産地にマイカーで行こうなんて発想は生真面目な日本人に持てるはずもない。なんという不親切設計。仕方がないので、ギネスのポスターだけお楽しみいただければと思う。


モルドバ3

じゃあワインのテイスティングだけでも楽しもうと思ったが、なんとテイスティングもやっていなかった。そんなワイナリーあるのか?と思わなくもないが、まあ仕様なのだから仕方がない。なんという観光客泣かせ。


というわけでワインだけ買って帰ることになった。


モルドバ2


このワイン現地で買うと数千円であるが、日本で買うとなんと20万円以上する。


モルドバ4


10倍とかではなく、100倍のボッタくりである。


軽犯罪ではなく重犯罪だと言いたい。


で、肝心のお味は、そこそこであった。

これモルドバで現地価格で買ったから何とも思わないが、日本で20万円出して買っていたら発狂するんじゃないだろうか?もうそれだけでもモルドバに来た甲斐があった気がする。というか何もできないミレスチ・ミーチのワイナリーに行ってきた甲斐があった。


そんなことを考えながら、ワインに溺れた競馬中毒者であった。


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昔、感動したルーマニアの世界遺産「モルダヴィア北部の壁画教会群」に落胆した競馬中毒者


何度も繰り返しで恐縮だが、私は15年ほど前にヨーロッパを旅行したことがある。そのため今回の世界一周中もヨーロッパに関しては行ったことがある場所を繰り返し訪れている。

昔訪れたところが今どのようになっているかということには興味があるし、またその当時の思い出を辿るのも嫌いではないのである。(懐古主義と揶揄されるのも仕方ないのだが…)

結果としては、非常に自分勝手で恐縮なのだが、昔感じたほどの感動はなく、落胆することが多い。

多感だった当時と比べて齢を取って感受性が死んでしまったこともあるのだろうし、未知なる場所だった東ヨーロッパもいまではすっかり観光地化してしまい新規性もなければ、自分だけが行ったことがあるという特別感がないこともあるのだとは思う。

ただ、それでもあえてルーマニアを周っていたのは、「モルダヴィア北部の壁画教会群」の存在が大きかった。
教会群というのはManastirea Humorului(フモール修道院)・Manastirea Voronet(ヴォロネツ修道院)・Manastirea Moldlvita(モルドヴィツァ修道院)・Manastirea Sucevita(スチェヴィツァ修道院)・Manastirea Arbore(アルボーレ修道院)と複数あるため。

この世界遺産は15年前に旅行した時に、最も感銘を与えられた場所だったのである。

モルダヴィア北部の壁画教会群1


モルダヴィア北部の壁画教会群2

モルダヴィア北部の壁画教会群3

興味がある方はこの動画をご覧いただきたい。


山奥に潜むこじんまりとした教会。


その教会の壁一面に描かれた宗教画。


そこで一心不乱に祈る聖職者と信者。



自分は宗教を信じる人間ではなかったのだが、それらを目にした結果、宗教の持つ力の偉大さは信じざるを得なくなったし、また宗教を信じる人たちの崇高な姿に敬意を持つようになった。

自分の宗教観に大きな影響を与えたのが「モルダヴィア北部の壁画教会群」であったのは間違いない。


というわけで、喜び勇んで出かけたわけである。



が、期待は大きく裏切られた。


教会には観光客が溢れてるし…


その観光客を目当てにした土産物店もたくさんできてるし…


祈ってる人なんか誰もいなかったし…



まあこれでルーマニアが潤っているのなら、それはそれで喜ぶべきことなんだと思う。それに宗教に依存しなくても生きていけるようになったということも、それはそれで喜ぶべきことなんだと思う。

昔のままであってほしいというのは、私の傲慢なエゴにしか過ぎないのである。


帰り道、何度もそのように考えてはみたが、気持ちは晴れなかった。

大体30歳を過ぎているにもかかわらず、嫁を一人待たせて、仕事も辞めて、旅行をしている時点で、我執に囚われているのは自明なのであるから、今更エゴがどうこうと考えても仕方がない。

結局、自分は刺激を求めて旅行をしているわけなので、何も感じるものがなければそもそも旅行をしている意味がないのである。


さて、2週間前に旅の存続を賭けて、100万円競馬勝負を行ったのを賢明な読者諸君は覚えていることと思う。

何を隠そうその契機となったのがこの「モルダヴィア北部の壁画教会群」でのストレスだったのである。

何を見ても感動できないような状態ならば、もういっそのこと旅が終わってしまってもいいんじゃないかという気持ちである。

そういうわけで旅の存続をに尋ねのたのだが、結果は存続ということだった。(競馬で大敗した瞬間に帰国なので、いつまで持つかは分からないが(笑))

また今では少なくとも9月頭までは旅行しなければいけない理由もできたので、もうしばらくは読者の皆様にもお付き合い願いたい。


なおこの文章を書いていて気付いたのだが、この15年で一番変わったのは、すっかり俗っぽくなってしまい、競馬中毒になってしまった自分なのだと思う。

外に文句を言う暇があったら、内省しなければならない。

ごめんなさい。


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サプンツァの「陽気な墓」で人生に思いを巡らす?競馬中毒者


ルーマニアのサプンツァに「陽気な墓」と呼ばれる観光地がある。

まあどういった所かというのは写真を見てもらうと早いかと思う。

陽気な墓


陽気な墓3


死んだ人の職業だったり、趣味だったり、時には死因だったりをコミカルに描いた墓標がたくさんある場所である。

ルーマニアには昔1ヶ月ほど旅行したことがあって、大方の観光地は訪れたのだが、ここ「陽気な墓」だけはその当時は訪問することができなかった。そういうこともあって、非常に楽しみにしていた。

あともう1つ楽しみにしていた理由として、この場所を訪れた多くの人たちが、

「普段何気なく生きている自分の人生を見つめ直すきっかけになった」
「人の数だけドラマがある。自分も頑張って生きていこう」
「自分が死んだ時のこと、どのように最期を迎えたいか、どのように家族に自分のことを思い出してほしいか考えた」

みたいに人生について思いを巡らせたり、前向きになったりしていたというものがある。


つまり、自分のように心が擦れてしまっている人間にとっても、何か人生についてちゃんと考える機会になるのでは?という淡い期待を持っていたわけである。


で、行ってみた感想だが、陽気な墓の創始者スタン・イオン・パトラシュの「愛する者を失った遺族の悲しみが癒えるよう墓標を明るいものにしよう」という考え自体は素晴らしいと思う。

また、決して愛する人が生きてきた人生を絵や詩にして後世に残したいという遺族の祈りや、自分の死を陽気に受け止めてほしいという死者の願いに敬意を持たないわけではない。

ただ正直なところ、この陽気なお墓は「死」が持つ荘厳さとは無縁で、とてもじゃないが何かを考えさせるような重厚さを感じることはなかった。

いかんせん絵のクオリティが小学生レベルなのである。


陽気な墓2


陽気な墓4



もう少し何とかならないのだろうか?



だいたい自分が死んだ場合を仮定したところで、きっと競馬が好きだったということで、競走馬が描かれたりするのだろう。



恐ろしくどうでもいい。



本当にどうでもいい。



というわけで、自分の場合は、少しも自分の人生を振り返ることにはならなかった。

残念だが、予想通りと言えば予想通りなので、特に感想はない。


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ルーマニアの首都ブカレストで偽警官詐欺を期待する競馬中毒者

ルーマニアのブカレストにやってきた。

ブカレストも昔に来たことがある町である。

15年前の当時は治安が良いとは言えず、滞在中に何度も偽警察官に絡まれた。


当時の手口は、

警察手帳を見せる

闇両替やったんじゃないかと言いがかりをつける

パスポートと財布を見せろと言う

財布からお金を抜き取って逃げる


というものだった。

対する私は英語が分からない振りをし、相手が激高してきたら逆切れして、日本語で喚き散らして返すという、まさに知性のない策で対抗したものであった。

今でもそんな詐欺はあるのか?、そしてその詐欺にあったら私は喚き散らすことができるのか?そんなことに興味を持ちながら街中をぶらぶらしたのである。


で、結論から言うと、そんな詐欺には一回も会わなかった。良いことなんだけど、ちょっと刺激が足りないなとも思ってしまった。


とはいえ、街中は暗い所も多く、治安が良いとは言えないように感じた。
落書きも酷いし…。

ブカレスト6


ブカレスト7

チェコやハンガリーを旅行した時には「あ~変わってしまったな」と思ったものであるが、ブカレストは良いか悪いかは別にして、昔とそこまで変わっていない印象を受けた。

独裁者チャウシェスクが作った血税の無駄遣い「国民の館」も健在だったし…

ブカレスト


ブカレスト2

「国民の館」詳細はこちら
チャウシスク詳細はこちら




まあ東欧らしさを感じたかったらお薦めの町ではある。

ブカレスト3
CEC宮殿

ブカレスト4
Kretzulescu教会

ブカレスト5
Kretzulescu教会の外壁

ブカレスト8
スタヴロポレオス教会

ブカレスト9
スタヴロポレオス教会の内部


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ハンガリー・ブダペストでゲイの社交場として名高いキラーイ温泉に突入した話


ハンガリーのブダペストに来た。

ブダペストといえば温泉である。

いくつか有名な温泉がある中、私はキラーイ温泉へと出かけた。

キラーイ温泉

なぜキラーイ温泉を選んだかと言えば、刺激が欲しかったからである。
※刺激、刺激と病気かも知れないが、ご容赦いただきたい。

ではなぜ刺激を求めた場合にキラーイ温泉なのかといえば、キラーイ温泉はゲイの社交場なのである。

既に読者の方はご存知だと思うが、私は15年ほど前に東欧を旅行したことがある。その時にもキラーイ温泉に行ったわけだが、そこには私の知らぬ世界が広がっていた。


か弱きアジア人がやって来たと知るや群がるデブおやじ達。


か弱きアジア人を口説きにかかるデブおやじ達。


か弱きアジア人の性器を断りもなく触ってくるデブおやじ達。


温泉ということでゆっくり旅の疲れを癒やしたかったわけだが、5分も持たずに逃げ出したのは今となっては良い思い出である。

白い湯気の向こうで性行為に耽るゲイ達の光景は今でも私の脳裏に焼き付いている。キラーイ温泉はゲイ達の精液で白く濁っているなんて都市伝説があったのだが、それを嘘だと一笑に付すのが難しい場所なのである。
※男性同士の性行為を生で見たのはそれが最初で最後である。


今回はそういう場所だと知った上で、敢えて刺激を求めて訪れたわけである。ゲイに襲われることも厭わないとは、私も大人馬鹿になったものである。


で、結果から言うと「混浴」になっていた。


そして「ゲイの社交場」ではなくなっていた。


超がっかりである。



まあ、その分、歴史ある建物をじっくり見ることができたので、それはそれで良かったんだけどね。

キラーイ温泉1

経済発展と共にアンダーグラウンドな部分が減少していくのは仕方のないことかもしれないと、ぼんやりと考えた競馬中毒者であった。

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