開幕週は逃げ馬・先行馬が有利というのが本当か調べてみた


「重馬場になると先行馬有利になるって本当?」という記事で時計がかかる馬場になると、やや逃げ馬の成績が落ち、差し馬・追い込み馬の成績が上がるということを書いた。

また、「開幕週は内枠有利って本当?」という記事で、開催後半になると馬場が悪くなり内枠有利の傾向がなくなることを書いた。

この二つを考慮したうえで、「開幕週は逃げ馬・先行馬有利」という格言について考えてみたい。

「開幕週は馬場が良いため、差し馬・追い込み馬が追い込んできやすく、逃げ馬が不利になるのでは?」という仮説も立てば、「逃げ馬は馬場のまだ荒れていない内を通ることができるので、開幕週こそ逃げ馬が有利なのでは?」という仮説も立つ。

というわけで実際のデータを調べてみた。


■開催前半(1日目・2日目)の脚質別成績
脚質別成績(芝・開催前半)
※2006.1-2015.12


■開催後半(7日目・8日目)の脚質別成績
脚質別成績(芝・開催後半)
※2006.1-2015.12


まあ見てもらったら分かるんだが開催前半のほうが逃げ馬有利である

つまり「開幕週は逃げ馬を狙え」という格言は正しいことになる。


これは開幕週の綺麗な馬場で差し馬・追い込み馬が差し脚を伸ばしやすいという点よりも、逃げ馬が馬場の綺麗な個所を通ってこれるという点のほうが競争成績に大きな影響を与えることを示している。

「重馬場になると先行馬有利になるって本当?」で書いた通り、馬場の悪化による脚質別成績への影響が軽微であったことを考えれば、道理に適っていると言えるだろう。

まあ、開催後半になったところで、逃げ馬・先行馬が有利であることには十分注意を払ってほしい。

まとめ
・開幕前半は、逃げ馬・先行馬が有利というのは正しい
・開催後半になると逃げ馬の好走確率は下がるが、それでも逃げ馬・先行馬有利であることには注意が必要


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ダート戦は芝のレースよりも逃げ馬・先行馬が有利であるという話


競馬は逃げ馬・先行馬が有利という話」で、いかに競馬では逃げ馬・先行馬を狙うことが重要かについて述べた。

今回は、その中でも特にダート戦では逃げ馬・先行馬を狙わなければいけないという事を述べたい。

以下が芝およびダートでの脚質別成績である。
(良馬場限定のデータだが、稍重や重馬場・不良馬場でも傾向は変わらない)


■芝(良馬場)における脚質別成績
脚質別成績(芝・良)
※2006.1-2015.12


■ダート(良馬場)における
脚質別成績(ダート・良)
※2006.1-2015.12


こちらを見てもらえれば、ダートのほうがより逃げ馬・先行馬が有利であることは一目瞭然であろう。

競馬で勝つ上で「逃げ馬・先行馬を狙う」ということは非常に重要な要素であるが、特にダート戦ではその傾向が強いことは、是非覚えておいていただきたい。

まとめ
・ダート戦は、芝よりも逃げ馬・先行馬が有利


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重馬場になると逃げ馬・先行馬が有利というのは本当か?


競馬をやっていて常々不思議に思っていたことがある。

雨が降って重馬場になると、「先行馬有利」と言われる。
だが、その理由は、芝の場合はとダートの場合で異なる。

芝の場合は「差し馬の末脚が鈍るので前有利」だし、ダートの場合は「先行馬が止まらないので前有利」といった具合である。

それだったら芝の場合は「先行馬が止まるので後ろ有利」になっても良さそうだし、ダートの場合は「差し馬の末脚が冴えるので後ろ有利」になっても良さそうなものである。

つまり重馬場になって先行馬有利というのは、先行馬にとって都合がよい事実を取り上げてるだけなのではないかというのが私が気になっているポイントである。

というわけで、実際のデータを調べてみることにした。


まずは芝である。

■脚質別成績(芝・良)
脚質別成績(芝・良)
※2006.1-2015.12

■脚質別成績(芝・稍重)
脚質別成績(芝・稍重)
※2006.1-2015.12

■脚質別成績(芝・重)
脚質別成績(芝・重)
※2006.1-2015.12

■脚質別成績(芝・不良)
脚質別成績(芝・不良)
※2006.1-2015.12


正直、 そんなに差がないように見える んだが気のせいだろうか?


が、逃げ馬の成績は良→稍重→重と移るにつれ良化しており、馬場が悪くなるにつれ、逃げ馬有利 と言えるかもしれない。
※不良馬場の成績はサンプル数が足りていないため考察対象外とする。

先行馬で見てみると、馬場が悪くなっても、そんなに成績に影響はないように見えるがどうだろうか?

差し馬、追い込み馬にしても、馬場が悪くなると、追い込みづらくなっているように見えないこともないが、そこまで顕著な違いがあるかと言われると、誤差の範囲内のようにも思われる。



次にダートである。


■脚質別成績(ダート・良)
脚質別成績(ダート・良)
※2006.1-2015.12

■脚質別成績(ダート・稍重)
脚質別成績(ダート・稍重)
※2006.1-2015.12

■脚質別成績(ダート・重)
脚質別成績(ダート・重)
※2006.1-2015.12

■脚質別成績(ダート・不良)
脚質別成績(ダート・不良)
※2006.1-2015.12


こちらもそんなに 差がないように見える んだが気のせいだろうか?

が、 逃げ馬の成績は重馬場になると悪化しており、不良馬場になると良化する という結果になっている。

つまり一概に重馬場になると逃げ・先行が有利というわけではなさそうである。

脚抜きの良い重馬場だと切れる差し馬の末脚に負けてしまうが、全馬が走りにくい不良馬場にまでなると、差し馬の末脚が鈍るので逃げ馬有利ということだろうか。

実際差し馬の成績も重馬場の時に一番良化しており、不良馬場の時に一番悪化しているように見えないこともない。(誤差の範囲内と言われればそれまでだが…)



芝・ダートの両データから言えそうなこととしては、 スピードを殺される馬場(芝の重馬場・不良馬場、ダートの不良馬場)では、差しや追い込みが効きにくく、ポジションのアドバンテージがより競争成績に影響を受ける 、ということだろうか。

ダートの重馬場では逃げ馬・先行馬がやや不利になるというのは、個人的には面白い発見ではあった。


まとめ
・時計のかかる馬場になるほど、逃げ馬・先行馬が有利
・ダートの重馬場のように時計の速い馬場になるほど、差し馬が台頭しやすくはなる
※ただそこまで顕著な差はないので注意


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1番人気の逃げ馬は危険というのが本当かどうか調べてみた


格言とまでは言えないかもしれないが、競馬界には「1番人気の逃げ馬は危険」という考えがあるように思う。

理由としては、1番人気の逃げ馬はマークされやすく他馬に競りかけられてペースを乱しやすいとか、目標にされる分不利であるといったものであろうか。

一見道理に適っているように思えなくもない。

というわけで調べてみた。


■1番人気(逃げ馬)の成績
1番人気の逃げ馬
※2006.1-2015.12


■1番人気(全脚質)の成績
1番人気
※2006.1-2015.12


見てもらえれば分かるが、同じ1番人気でも逃げ馬の成績のほうが圧倒的に良い
※重賞では差が小さくなっているが、サンプル数が少ないため誤差が大きく、はっきりしたことは言いづらい。


つまりマークされることの影響はあるのかもしれないが、競争成績に対してはそこまで大きな要素ではなく、それよりも逃げ馬としてのアドバンテージのほうが遥かに大きいということである。

逃げ馬というのはもうそれだけで正義なのである。

まとめ
・1番人気の逃げ馬はマークされるので買ってはいけないというのは嘘である


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競馬は逃げ馬・先行馬が有利であるという話


「競馬は逃げ馬・先行馬が有利である。」

このことはもう競馬ファンの中では常識と言ってよいのかもしれない。

論より証拠ではないが、過去のデータを見てみよう。

■脚質別成績
脚質別成績
※2006.1~2015.12

これを見てもらえれば、逃げ馬、先行馬の優秀さは一目瞭然だろう。

勝率、連対率、複勝率いずれをとっても、差し馬、追い込み馬よりも遥かに良い成績となっている。

・逃げ馬・先行馬はコースロスが少ない
・逃げ馬・先行馬は前が壁になる確率が下がる
・逃げ馬・先行馬は脚を余すことがない

あたりが理由だろうか。


その上で注目してほしいのが、単勝回収率と複勝回収率である。

回収率も逃げ馬・先行馬のほうが差し馬・追い込み馬よりも優秀である。

つまり、競馬は逃げ馬・先行馬のほうが有利ということが明らかでありながら、競馬ファンはまだなお差し馬、追い込み馬を買ってしまうということである。

差し馬・追い込み馬は勝ち方が派手なので、一見強いと感じてしまう。だが、脚質が差し・追い込みというだけで、ハンデを背負っており、それだけで狙いにくいことは理解しておいたほうが良いのである。


まとめ
・競馬は逃げ馬・先行馬が有利


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