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斤量は短距離戦より長距離戦の方が影響が大きいという話


斤量は短距離戦より長距離戦の方が影響が大きいのではと言う仮説がある。

長距離戦のほうが長く走る分、より斤量による影響は大きいのではないかというのが理由である。

一方で、斤量はスタートへの影響が大きく、スタートが重要な短距離戦のほうが斤量は重要という説もあった。

というわけで、長距離戦と短距離戦に分けて、ハンデ戦における斤量別の成績を調べてみた


長距離戦(2500m~)
集計期間:2007.12.23 ~ 2017.11.18
---------------------------------------------------------------------------
斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
---------------------------------------------------------------------------
~49kg 1- 0- 0- 32/ 33 3.0% 3.0% 3.0% 39 11
49.5~51kg 8- 9- 10- 130/ 157 5.1% 10.8% 17.2% 163 126
51.5~53kg 24- 27- 20- 360/ 431 5.6% 11.8% 16.5% 92 82
53.5~55kg 45- 40- 68- 566/ 719 6.3% 11.8% 21.3% 113 81
55.5~57kg 39- 43- 24- 258/ 364 10.7% 22.5% 29.1% 83 72
57.5~59kg 9- 7- 4- 52/ 72 12.5% 22.2% 27.8% 93 72
---------------------------------------------------------------------------


短距離戦(1000m~1400m)
集計期間:2008. 1.13 ~ 2017.12.17
---------------------------------------------------------------------------
斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
---------------------------------------------------------------------------
~49kg 0- 2- 0- 44/ 46 0.0% 4.3% 4.3% 0 13
49.5~51kg 19- 23- 16- 771/ 829 2.3% 5.1% 7.0% 36 56
51.5~53kg 140- 139- 158-2543/2980 4.7% 9.4% 14.7% 81 77
53.5~55kg 251- 272- 280-3100/3903 6.4% 13.4% 20.6% 71 86
55.5~57kg 166- 145- 130-1085/1526 10.9% 20.4% 28.9% 77 80
57.5~59kg 28- 22- 21- 128/ 199 14.1% 25.1% 35.7% 68 72
---------------------------------------------------------------------------


これらのデータからは、軽量馬の活躍は、長距離戦でより見られることが分かる。

つまり、斤量は長距離戦のほうが短距離戦よりも、より影響を与えているということになる。

長距離戦の予想では、短距離戦での予想よりも、より斤量を重視しても良いのではないだろうか?


まとめ
・ 斤量は短距離戦より長距離戦の方が影響が大きい


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2歳戦は仕上がりが早い小柄な馬が有利というのは嘘という話


たまに2歳戦についての予想を見ていると、「●●は小柄な馬なので、仕上げやすく、初戦から期待できる」みたいなコメントを見かけることがある。

が、「競走馬は馬体重が大きい方が成績が良いという話」でも書いた通り、競馬は基本的に大柄な馬の方が良い成績を残すというデータがある。

また、「年齢が競走馬の競争能力に与える影響について」でも書いた通り、競走馬は4.5歳まで成長を続けるわけだが、その成長度合いには個別差があるはずで、大型馬の方がより早く成長している可能性が高いのではないか、という仮説も成り立つ。

というわけで、実際の所どうなのかデータを調べてみた。

2歳戦データ
馬体重(2歳)
※2006.1~2015.12

【参考】全レース
馬体重
※2006.1~2015.12の


見ていただいたら分かるが、馬体重が大きい馬の方が有利である。

しかもそれは全レースにおける傾向よりも顕著であり、2歳戦はより体重が重い馬の方が好走しやすいことが分かる。


通常2歳戦は過去に走ったレースも少ないため、能力を正確に見積もるのは難しい。
そのため血統などを重視される方もいるようだが、一つの観点として、馬体重に注目してみても良いかもしれない。


まとめ
・2歳戦はより体重が重い馬の方が好走しやすい
・500kg以上の馬には注目


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馬場が荒れてきたら、パワーのある大型馬が有利というのは本当?


「開催終盤は外枠有利って本当?」という記事で、開催終盤になるほど芝が荒れて内枠有利でなくなることを書いた。
また「ダートでは馬体重が大きい馬がより有利であるという話」という記事で、力のいるダートコースでは大型馬が有利という記事も書いた。

この2つの記事から、芝が荒れる開催終盤は、パワーが必要とされ、大型馬が有利になるのでは?という仮説が思い浮かぶ。

というわけで、データを調べてみた。

芝(第1日・2日)
馬体重(芝_開幕週)
※2006.1-2015.12

芝(第7日・8日)
馬体重(芝_最終週)

※2006.1-2015.12


いかがだろうか?

目に見えて分かるほどの違いはないようである。

全体的に最終週のほうが勝率が低くなっているが、1レースあたりの平均出走頭数が少なくなっているのが理由である。(これ自体、個人的には面白い発見点なのだが、予想に使えるものではないような気もする)。

というわけで、何の役にも立つのかわからない分析になってしまったが、馬場が荒れると大型馬が有利になるということはないことだけ覚えておいてもらえればと思う。

まとめ
・開催終盤で馬場が荒れてきても、大型馬がより有利になるという事実はない


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馬場が悪い芝のレースにおいて馬体重の大きい大型馬が有利というのは嘘という話


競走馬は馬体重が大きい方が強い」という記事を書いた。

また「ダートでは馬体重が大きい馬がより有利であるという話」という記事も書いた。

これらの記事で言っているのは、「馬体重が大きい馬の方が筋肉量が多いため、より推進力があるのでは」ということであり、また「それはパワーが要求される馬場でより顕著になるのでは」ということであった。


それならば、芝レースにおいても馬場が悪くなった場合でも、より馬体重が大きい馬が有利になるのではという仮説が思い浮かぶ。

というわけでデータを調べてみた。

芝・重・不良
馬体重(芝_重不良)

芝・やや重
馬体重(芝_やや重)

芝・良
馬体重(芝_良)

結果を見てもらえれば分かると思うが、馬体重の影響が小さくなっていることが分かる。つまり馬場が悪くなればなるほど小型馬でも好走できる確率が高くなっているのである。


この結果が生まれる理由としては下記のものが考えられる。

・芝の重馬場・不良馬場で求められるのは筋肉量よりも、滑らずに安定したフォームで走ることである
・大型馬の方がトビが大きく、体勢を崩しやすい分、不利になる


不良馬場や重馬場で敗戦した馬の鞍上が「ぬめって競馬にならなかった」というコメントをよくしていることを考えれば、一定の信憑性はあるかもしれない。

※ただ科学的に証明はされていないことには注意してほしい。


いずれにせよ馬場が悪い芝のレースでは大型馬の信頼度が下がり、小型馬の信頼度が上がることは覚えておいて良いだろう。


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ダートでは馬体重が大きい馬がより有利であるという話


「競走馬は馬体重が大きい方が強い」という記事を書いた。

馬体重が多き方が成績が良いという趣旨なのだが、理由の一つとして、筋肉量がある分推進力が違うのでは?という仮説がある。

仮にこの仮説が正しいのならば、芝のレースよりもよりパワーが要求されるダートのほうで、馬体重が重要になるのでは?という問いが浮かぶ。

というわけで調べてみた。

ダート
馬体重(ダート)


馬体重(芝)
※2006.1~2015.12の競争成績


単勝、連対、複勝をそれぞれダートと芝で比較するとこんな感じ。

単勝
馬体重(単勝)

連対
馬体重(連対)

複勝
馬体重(複勝)


こちらを見ると、単勝、連対、複勝、すべてにおいて芝の方がダートと比較して、小型馬でも好走しており、また大型馬が有利になっていないことが分かるだろう。

つまりダートの方が馬体重の影響が大きいというわけである。

特に480kg以上の馬には注目して欲しい。

というわけでダート戦では馬体重にもぜひ注目してほしい。



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